訪問スケジュールの組み方|移動時間を考えた一日の回り方のコツ
· 株式会社狼煙
一日に複数の訪問がある日は、訪問そのものだけでなく「移動時間」をどう見込むかで、一日の余裕が大きく変わります。移動を甘く見積もると次々に遅れが連鎖し、逆に多く見込みすぎると回れる件数が減ってしまいます。この記事では、移動時間を踏まえた訪問スケジュールの組み方を、一日の回り方・時刻設計・効率化の観点から整理します。所要時間や訪問の条件は状況により大きく異なるため、あくまで一般的な考え方として、実際の運用は所属事業所の方針に合わせてご活用ください。
この記事の要点
- ・一日を左右するのは滞在時間より移動時間=セットで見込む
- ・時間指定や本人の生活リズムを先に固定し、間を近い順で埋める
- ・移動時間は実測に近い時間へ余白を足し、調整の余白も数か所挟む
- ・効率化は詰め込みでなく崩れにくくすること=本人の都合・安全を優先
- ・所要時間や訪問条件は状況により異なるため所属事業所の方針に合わせる
訪問スケジュールで見落としやすいのは「移動」
訪問の予定を組むとき、つい滞在時間だけに目が向きがちですが、実際の一日を左右するのは移動時間です。訪問と訪問の間には、移動に加えて記録や連絡、準備などの時間も必要になります。
ここを見込まずに詰め込むと、一つの遅れが後続すべてにずれ込む「連鎖遅れ」が起きます。まずは一件ごとに「滞在+移動+前後の余白」をひとまとまりで考えることが、崩れにくいスケジュールの出発点です。
- ✓ 滞在時間だけでなく移動時間をセットで見込む
- ✓ 訪問前後の記録・連絡・準備の時間も忘れずに確保
- ✓ 一件を「滞在+移動+余白」のかたまりで考える
一日の回り方(ルート)の考え方
ルートの基本は、行ったり来たりの無駄をなくすことです。地理的に近い訪問先をまとめ、大きく戻る動きを減らすと、同じ件数でも移動の総量を抑えやすくなります。
ただし、時間指定のある訪問や、本人の生活リズム(起床・食事・入浴などの都合)を優先すべき場面もあります。効率だけで並べず、譲れない時刻を先に固定してから、その間を近い順で埋めていく順序が現実的です。
- ✓ 地理的に近い訪問先をまとめ、大きく戻る動きを減らす
- ✓ 時間指定や本人の生活リズムを優先すべき訪問を先に固定
- ✓ 固定した予定の間を、近い順に埋めていく
- ✓ 交通手段(車・自転車・公共交通)による移動時間の差も考慮
時刻設計と余裕の持たせ方
到着・出発の時刻は、滞在時間と移動時間を積み上げて設計します。移動時間は、道路の混み具合や天候、駐車のしやすさなどで変動するため、実測に近い時間に少し余白を足しておくと崩れにくくなります。
一日の中に「調整の余白」を数か所挟んでおくと、想定外の延びを吸収できます。次の考え方が目安になります。
時刻設計の考え方(一般的な目安・実際は状況により変動)
| 項目 | 考え方の例 |
|---|---|
| 滞在時間 | 訪問内容に応じて見込み、余裕を少し足す |
| 移動時間 | 実測に近い時間に、混雑・天候・駐車分の余白を加える |
| 前後の余白 | 記録・連絡・準備の時間を各訪問の前後に確保する |
| 調整の余白 | 午前・午後に数か所、遅れを吸収する空きを挟む |
| 連絡手段 | 遅れそうな時に早めに連絡できる段取りを決めておく |
効率化のコツと注意点
効率化は「詰め込む」ことではなく「崩れにくくする」ことだと捉えると、長い目で見て安定します。曜日や時間帯ごとに回り方のパターンを持っておくと、毎回ゼロから考えずに済みます。
一方で、効率を優先しすぎて本人の都合や安全がおろそかになっては本末転倒です。移動を急ぐことによる無理は避け、余裕をもった設計を基本にしてください。訪問の条件や運用は所属事業所により異なるため、実際のルールに合わせてご調整ください。
- ✓ 曜日・時間帯ごとの回り方のパターンを用意しておく
- ✓ 「詰め込む」より「崩れにくくする」を優先する
- ✓ 本人の都合や安全を効率より優先する
- ✓ 移動を急ぐ無理はせず、余裕をもった時刻設計にする
時刻計算はツールで自動化できる
滞在時間と移動時間を一件ずつ手計算すると、手間がかかるうえに積み上げのずれも起きやすくなります。滞在時間と移動時間を入力すると、各訪問先の到着・出発時刻を自動で計算してくれるツールを使うと、時刻設計の手間を減らせます。
予定をカレンダー形式で書き出せる機能があると、普段お使いのカレンダーへ取り込んで管理しやすくなります。こうしたツールは計算の補助であり、実際の所要時間や訪問条件はご自身での確認が必要です。なお本ツールは買い切りでご利用いただけます。
この作業に使えるツール
よくある質問
Q. 訪問スケジュールはどう組むと崩れにくいですか?
A. 滞在時間だけでなく移動時間、そして記録や連絡・準備の時間もセットで見込み、一件を「滞在+移動+余白」のかたまりで考えると崩れにくくなります。時間指定のある訪問や本人の生活リズムを先に固定し、その間を地理的に近い順で埋めていく順序が現実的です。所要時間は状況により大きく異なるため、実際の運用は所属事業所の方針に合わせてください。
Q. 移動時間はどのくらい見込めばよいですか?
A. 移動時間は道路の混み具合や天候、駐車のしやすさ、交通手段などで変動します。実測に近い時間を基準に、混雑・天候・駐車分の余白を少し足しておくと崩れにくくなります。一律の目安を当てはめるより、実際の移動条件に合わせて調整することをおすすめします。
Q. 効率化で気をつけることはありますか?
A. 効率を優先しすぎて本人の都合や安全がおろそかにならないよう注意が必要です。効率化は件数を詰め込むことではなく、遅れが連鎖しにくい設計にすることと捉えると安定します。移動を急ぐ無理は避け、余裕をもった時刻設計を基本にしてください。
続きは「訪問スケジュール計算ツール」で
滞在時間と移動時間を入力すると、各訪問先の到着・出発時刻を自動で計算します。予定はカレンダー形式(.ics)で書き出せ、普段のカレンダーに取り込めます。買い切りでご利用いただけます。
この記事の作業をそのまま進められるPRO機能です。買い切り1,980円(税込・月額なし)で、このブラウザのすべてのPRO機能がずっと使えるようになります。
買い切り・月額なし。利用権はお使いのブラウザに保存されます。詳しくは特定商取引法に基づく表記をご確認ください。
あわせて読みたい
※ 本記事は業務の参考情報です。認定の有効期間・申請の受付期間などの制度運用は保険者(市区町村)により異なる場合があるため、必ず認定結果通知書・保険者の案内をご確認ください。